KDDIスマートドローン様のご協力・長野県の支援を受けて、運搬ドローン「DJI FlyCart30」を使って、浅間山の山小屋、「火山館」への物資輸送の実証実験を行いました。
実証の様子はKDDIスマートドローン様のリリースに詳しく記載されています。

寒冷地におけるドローンを活用した山小屋への物資輸送に成功

~ 火山噴火時の孤立エリアや一時避難場所への救援物資輸送にも活用 ~

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浅間山は現在噴火警戒レベル2(山頂付近立ち入り禁止)ですが、比較的上りやすく、登山初級者でも気持ちよくトレッキングできるルートが複数存在します。登山者にとって、ありがたい立ち寄り所・登山の拠点として山小屋「火山館」がありますが、現在火山館で必要な日用品などの物資は人の手またはヘリコプターでまとめて輸送をしています。

この輸送をドローンで行うことはできないか。また、火山館側で下ろしたい荷物があった場合に帰りのドローンで麓に下ろすことができないか、そんな着想で実証実験を提案・実行しました。
実証当日は数回のテストを経て、ルートや飛行自体に問題がないことを確認。実証当日は朝から時折小雪が舞うような気温の低い日でしたが、FlyCart30で吊り下げらた荷物を無事に火山館に届けることができました。

テスト時の様子

今後は異なる気象環境、運搬する物資の種類を変えるなど、いくつかの状況で実証実験を繰り返し、実装へと段階を進めたいと考えています。

また、長野県は山岳観光が盛んな県であり、他の山小屋への展開も考えられます。
噴火や噴火にともなう融雪雪崩などが発災した際にも、孤立した火山館や登山者を支援するためにドローンを飛ばすことも想定できます。

実は過去、噴火警戒レベル1のときに浅間山の主峰「前掛山」へ登り、噴火口をドローン撮影したことがあります。
こもろ観光局のチャンネルにそのときの映像を提供いたしました。

浅間山は年間通していろんな楽しみ方ができますし、火山である浅間山の恩恵にあずかり周囲には良質な温泉がたくさん湧き出ています。また、北方にそびえる美しい山体は、麓の住民にしてみればなくてなならない風景。
浅間山のある暮らしをより安全に快適にするために、ドローンを活用してなにができるか、さらに探っていきたいと思います。

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