2024年10月20日、長野県総合防災訓練が小諸市で行われ、「ドローンによる物資搬送訓練」で参加しました。

令和6年度長野県総合防災訓練
毎年、長野県内の自治体のどこかを会場に大掛かりな防災訓練が行われ、今年度は小諸市が当番ということで小諸市南城公園周辺を主会場にさまざまな訓練を同時進行で行いました。

私たちは芝生広場の展示ブースに防災用途に使われるドローンの機体展示とドローン減災士のパネルを展示して取り組みをご紹介しました。

産業用大型ドローンのマトリス350(Matrice 350 RTK)にLEDのサーチライトとナイトビジョンカメラを搭載した機体と、スピーカーを搭載した機体を展示。ライトやナイトビジョンカメラをつけた機体は夜間の遭難者捜索、スピーカーをつけた機体は防災無線が機能停止になったときに代わりに上空から避難を呼びかけたり、避難所に誘導するときに威力を発揮します。

また、先日導入した物資搬送ドローンのフライカート30(FlyCart 30)も展示。この日は少し離れた会場で実際にドローンで物資を搬送する訓練にも参加しました。残念ながらFlyCart はスペースの関係で飛ばせなかったのですが、別の機体で無事訓練を行うことができました。

FlyCart 30は防災訓練の前に、11月に予定されている火山館への物資搬送の現場、天狗温泉浅間山荘さんのグラウンドをお借りして物資搬送の練習を行っています。

FlyCart 30は30kg(バッテリー一つでの運用では40Kgまで)の荷物を運ぶことができます。この日はウインチモード(吊り下げ)で荷物を運びましたが、荷物が前後に揺れても干渉されることなく、ぴたっと安定した飛行が可能です。

芝生の展示広場ではほかに、地震体験車や最新の簡易仮設住宅、自衛隊車両の展示などがあり、たくさんの見学者の方で賑わっていました。
ヘリによる救助訓練も行われていて、普段目にすることのないホイスト訓練などを間近に見ることができました。

ちなみにこの日の想定は「活発な秋雨前線の影響で大雨が降りつづいた後に、震度5強の地震が起こって、土砂災害、水害が起き、道路が塞がれ、要救助者が多数・・」というもの。
敷地内プールでは、水害想定の訓練も展開していました。

防災・減災は平常時の取り組み。
さまざまな用途をもつドローンを防災や減災にどのように活かしていったら良いか、これからも訓練や研究を重ねていきたいと思います。

近隣の自治体や企業のみなさん、学校での防災訓練などにも積極的に参加したいと考えています。

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